ABOUT

枠を超える創造を一緒に。

障害福祉×デザインの協働チーム

 

想造楽⼯(そうぞうがっこう)は「枠を超える創造を⼀緒に」をスローガンに、株式会社ニューモアが2020年に創業した事業です。

福祉作業施設に通う障害のある⽅をイラストレーターとして迎え、絵の制作を依頼。それらの絵にデザインのアレンジを加えることで、商業に通⽤する完成品に仕上げ、慈善事業ではなく「ビジネス」として制作を⾏っています。

自社プロダクト開発、受注制作の2軸で活動をし、現時点で全国6カ所の福祉施設とパートナー事業所として提携し、これまでに企業や⾃治体などと77件(2020/10-2022/10まで)のコラボレーションを行いました。

絵の表現力の可能性を信じ、それぞれが持ち味を発揮し社会と対等に交わり働く環境をつくることを目標に活動しています。

障害福祉、あらゆる枠を超える協働によって個々の持ち味を相乗させ、穏やかな光を当て、場に新たな調和を⽣み出していきます。

 

想造楽工のつくりかた

想造楽工では絵の制作から関わり、描き手の持ち味を引き出し能力を高め、イラストレーターとしての成長に寄り添います。
イラストとデザインを対等なパートナー関係とみなし、互いに補足しあって作品を仕上げます。

1.イラスト制作
制作を希望される福祉作業施設の利用者さんと、絵を描く会(想造楽工の日)を設定します。

2.ディレクション
描いてもらった絵を見てそれぞれに合うモチーフや描き方を提案し、これだ!という絵が生まれるまで制作を重ねます。

3.デザイン
絵に線や色、配置などデザインのアレンジ作業を加えます。印刷物や手描きで模写など、用途に合わせた手法で完成させます。

障害福祉市場の課題

⼀般企業に勤めることが困難な障害のある⽅が所属する、就労継続⽀援事業所の利⽤者の平均⼯賃(時間額)はA型で899円、B型で222円(令和2年度)と、障害のある⽅の所得の低さが課題に挙げられます。

仕事の内容においても、障害があることで職業選択肢が狭まり、好きなことの技能を伸ばし対価を得る挑戦がしたくても 、受け⽫が少ない状況にあります。

障害があるという状況は働く上で技能面等の制限が増えると見なされますが、既成概念を超える「絵の表現力」は技能や効率とは比較できないものであり、見る人に気付きや癒しを与える、確固たる能力であり強みです。

それぞれが持ち味を発揮して社会と交わり、働くことのできる世の中をつくるために、 想造楽工は誕生しました。
のびのびとした豊かな世界観を身の回りの風景に落とし込み、 新たな価値創造に向けてたくさんの楽しい作品を生み出していきます。


プロダクト費用のしくみ

原材料・資材・発送にかかる人件費などの必要経費を差し引いた利益の50%をイラストレーションロイヤリティとして納め、内3割が福祉作業施設に、7割がイラストレーターご本人に支払われます。

 

詳しくは想造楽工オフィシャルサイトをご覧ください。

想造楽工webサイト
https://sozogakko.com

運営・デザイン:株式会社ニューモア
https://newmor.net